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火暗しコラム episode 0.「家からこの格好です」

 
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火暗し
火暗し 1995年3月14日生 京都府出身・在住 愚直な言葉をpoetry-readingに落とし込み 全国各地のライブハウス,路上,BARやカフェなどで ライブ活動を続ける。 高校時代からいくつかのバンド活動を経たのち、 現在のスタイルに行き着く。 無理して尖るのはやめました。

EASYGOINGS店長サダさんからお許しを頂き、

毎月1回コラムを書かせてもらえることになった。

戴いたテーマは「音楽/ライブハウス」

まさに、今の僕を形成している最も重要なものである。

あの時、あのライブを観ていなかったら、
あのライブハウスに行っていなかったら、 あの曲がこの世になかったら。

なんて、俗なことを何度考えたことか。

世の中はきっと、全てが出会いで組み立てられていく。

父親と母親が出会って僕が産まれたように、

麺とスープが出会ってラーメンが完成したように、

キースリチャーズとミックジャガーが出会ってローリングストーンズが結成したように、

ライブハウスで出会った人達が今の僕を作ってくれた。

これは僕が音楽を通して沢山の人と出会ってきた回顧録。 そして、これからもきっと続いていく「出会い」の序章です。


—————-

15歳。

高校生になり、中学の時から決めていた軽音楽部に入った僕はすこーしだけギターが弾けて、すこーしだけ知識があったゆえに、全くの初心者である他の1年生部員に対してめちゃくちゃ威張っていた。思い出す度に虫唾が走る。

1年生の秋頃に初めてライブハウスでライブをやった。僕はギターボーカルで、どんな曲をやったかはもう覚えていない。でも、1曲目の途中でドラムのペダルが外れて曲が止まり、頭が真っ白になったことは覚えてる。思い出す度に目眩がする。

当時、UVERworldしか聴いていなかった僕は、学校が終わり家に帰ると友達と遊ぶか、UVERworldのLIVE DVDを見るか、しかやってなかった。

ろくに他の音楽も聴かず、ずっとUVERworldの経歴とかを調べてた。人気絶頂のONE OK ROCKでさえ「なんか違う」と跳ね除け、ひたすらUVERworldだけを聴いていた。


16歳。

僕の世界が変わったのは2回目のライブをした時だった。自分のライブのことは全く覚えていないが、夏休みに

高校生バンドだけを集めたイベントでそれは起こった。
当時、もう勢いに乗り出していたtricotがゲストバンドとして出演。

もともとチケット代500円の格安イベントに、夏休みの高校生。人はかなり入っていたが、tricotの時になるとその倍くらいは人が入ってきたと思う。

僕はその時tricotを初めて知った。

「誰やねん」きっとそう思ってたはず。

幕が開き、1曲目の、1音目。

僕はもう目を離せなくなっていた。

髪の毛が逆立ちそうなとてつもない音圧と、肌がピリピリする迫力。

UVERworldのLIVE DVDにはパッケージされていない興奮が目の前にあった。

2,3曲やった後、セーラー服を着たボーカルのお姉さんが「家からこの格好です」と言って、また曲をやり始めた。僕は笑うこともできず、ただ、より演奏に吸い込まれていく感覚だけがあった。

その日、家に帰ってすぐにYouTubeを開き、「夢見がちな少女、舞い上がる、空へ」を10回は聴いた。

その頃だったと思う。僕がようやく音楽の素晴らしさに近づき始めたのは。

UVERworldも素晴らしいけどね



つづく。


このコラムを書いている「火暗し」の物販はコチラのwebshopから購入できます。↓

火暗し / 火ト影

track list
1.変革 track by reiji kawano
2.影 track by 内田秋 from.ピアノガール
3.燈 track by DAI from.2faith
4.熾-oki- track by tama from.Dr.Chemical
5.雨
6.追懐 track by 鈴木章吾 from.ピアノガール
7.赤 track by reiji kawano
8.嘲笑 track by MarieLouise
9.樹ノ海 track by e;in
10.糸 track by COZFTRO
11.焔-en-
12.非才の答え track by reiji kawano

akyu-002 / ¥2000yen

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火暗し 1995年3月14日生 京都府出身・在住 愚直な言葉をpoetry-readingに落とし込み 全国各地のライブハウス,路上,BARやカフェなどで ライブ活動を続ける。 高校時代からいくつかのバンド活動を経たのち、 現在のスタイルに行き着く。 無理して尖るのはやめました。

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